この記事では、自己肯定感の重要性や、自己肯定感が高い・低い子どもの特徴、自己肯定感を高める方法などを解説します。
ぜひ、お子様の自己肯定感を育む参考にしてください。
自己肯定感の重要性
自己肯定感は、自分自身を価値ある存在だと感じられること。子どもの自己肯定感を高めることは、健全な成長に欠かせません。
子どもの自己肯定感を高めることは、一朝一夕でできることではありません。根気強く、子どものペースに合わせて関わることで、子どもの健全な成長を促しましょう。
自己肯定感が高い子どもの特徴とは?
自己肯定感が高い子どもは、自分をありのまま受け入れ、自分の価値を信じています。
失敗を恐れずに挑戦したり、困難に直面しても諦めずに立ち直ったりすることができます。
<自己肯定感が高い子どもの特徴>
- ありのままの自分を認めている
- 自信を持っている
- 失敗を恐れずに挑戦する
- 困難に直面しても諦めずに立ち直る
- 他人の意見に左右されない
- 感謝の気持ちを持っている
自己肯定感が高い子どもは、周囲の人々から信頼され、尊敬されます。彼らは、将来社会で活躍するための大切な力を持っていると言えるでしょう。
子どもの自己肯定感は、将来の幸せにつながります。
自己肯定感が低い子どもの特徴とは?
では逆に、自己肯定感が低い子どもの特徴はどんなものがあるのでしょうか?
<自己肯定感が低い子どもの特徴>
- 自分に自信がない
- 失敗を恐れる
- 他人の目を気にする
- 自己批判が多い
- ネガティブ思考になりやすい
- うつ傾向になりやすい
このような特徴がある子どもは、後述する自己肯定感を高める方法を参考にして、少しでも自己肯定感をアップさせてあげましょう。
子どもの自己肯定感を高める方法・コツは?
小さなことでもありのままほめる
子どもの自己肯定感を高めるための重要なポイントの一つは、ありのままを認めてほめることです。
- 具体的な行動や言動をほめる
- 結果ではなく努力をほめる
- 比べずに、その子の成長をほめる
- 言葉だけでなく態度や表情でもほめる
小さなことでも見逃さず、ありのままの姿を認めることで、子どもは自己価値を感じ、自信につながります。
失敗してもOK!挑戦したことを認める
子どもの自己肯定感を育む上で重要な要素の一つが、挑戦することへの肯定的な姿勢です。
失敗を恐れず、チャレンジする心を持つことは、成長の糧となり、自信につながります。
そこで、ここでは、子どもが挑戦したことに対して、親としてどのように認めてあげることが大切なのかについて考えてみましょう。
子どもが挑戦したことを認めてあげることで、自己肯定感を高めるだけではなく、失敗への恐れが軽減され、主体性が育まれます。
失敗を認める際は
- 失敗を責めない
- 具体的な言葉で挑戦したことを褒める
という2点を心がけましょう。
失敗した経験から、次へのステップにつなげていくことができれば、失敗も貴重な学びとなります。
失敗の振り返りを一緒にしてあげることで次回への挑戦につながります。そうして成功体験を積み重ねてあげましょう。
些細なことでも選択させ、考えさせる
子どもの自主性を尊重し、選択の機会を与えることで、自己肯定感を高めることができます。
些細なことでも自分で選択することで、達成感や満足感を得られ、考える力が養われます。また、問題解決能力や自己決定力が身につきます。
例えば、
- 好きな服を選ばせる
- おやつを2種類提示し、どちらかを選ばせる
- 公園で遊びたい場所を決めさせる
- 絵本を2冊提示し、どちらかを読んでもらう
など、日常生活の中で選択の機会を与えましょう。
選択肢は多すぎず、子どもの年齢や理解度に合ったものを提示することが大切です。
また、子どもの選択を尊重し、否定的な反応を示さないようにしましょう。
他の子どもと比較しない
他の子どもと比較するのではなく、その個性を認め、強みを伸ばすことに焦点を当てましょう。
研究によると、比較された子どもは、そうでない子どもよりも自己肯定感が低く、不安や抑うつになりやすいことがわかっています。また、学業成績が低く、学校で問題行動を起こす可能性が高いこと、薬物やアルコールを乱用する可能性が高くなることもわかっています。
できないことを咎めるのではなく、できたことにフォーカスしましょう。
子どもの自己肯定感向上に注意すべきポイント
自己肯定感は、自分が自分らしく生きていくために欠かせない大切な要素です。
しかし、子どもの自己肯定感は、親や周囲からの影響を受けやすく、場合によっては傷つきやすいものです。
ここでは、子どもの自己肯定感を高めるためには、どのようなことに注意すべきかをご紹介します。
褒めすぎない
褒めすぎてしまうと自信過剰になってしまったり、褒められることに対する価値が下がります。なんでも褒めるのではなく、褒める際は具体的に褒めることを心がけましょう。
過度な期待をかけない
子どもの可能性を信じ、見守ることは大切ですが、過度な期待をかけると、子どもはプレッシャーを感じてしまい、自己肯定感が下がる可能性があります。
比較しない
兄弟姉妹や友達と比較することは、子どもの自己肯定感を低下させます。それぞれの子どもには個性があり、成長のスピードも異なります。
失敗を責めない
失敗は成長の糧です。失敗を責めるのではなく、失敗から学ぶことを教えてあげましょう。
常に否定しない
間違いを指摘するだけでなく、子どもの良いところを認め、褒めてあげましょう。
子どもの話を聞く
子どもは、自分の話を聞いてもらえると、自己肯定感が高まります。子どもの話を真剣に聞いて、共感してあげましょう。
これらのポイントに注意して、子どもの自己肯定感を高めてあげましょう。
まとめ
自己肯定感は人格形成に多大な影響を及ぼします。
子どものために、根気強く自己肯定感を育ててあげましょう。